顎関節症

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節の周辺に何らかの異常がある状態を総称していいます。患者数がここ十数年で増加傾向にあり、 主に20~30代の女性に多く、今日では現代病の一つとして挙げられる病気です。
女性に多い理由としては、靱帯や筋肉が男性に比べて弱い、女性ホルモンとの関係性がある、などの説があります。 自立神経失調症やうつ病などとも関連が深いので、次の項のような症状を感じたら早めに診察を受けましょう。

代表的な症状

  • 顎が痛い
  • 口があけづらくなる、口がひらかない
  • 口をあけたときに顎が痛んだり、音が鳴ったりする(顎関節雑音)
  • 朝起きると口がこわばってひらきにくい
その他の症状
  • 耳がつまった感覚がある
  • いつも頭痛に悩まされている
  • 首や肩のコリがひどい

以上が代表的な症状です。

顎関節症は常に顎が痛むというわけではなく、しゃべったり、ものを食べたりするなどの顎を動かす際に痛くなる傾向があります。
また痛みが軽いため、男性の場合は多少の痛みであれば我慢してそのままにしている方が多いようです。 男性の患者数が女性に比べて少ないのもそのせいだという説があります。

しかし治療しないでそのままほうっておくと、顎だけでなく頭痛や吐き気、耳鳴り、めまいなど、全身まで悪影響が及ぶこともあります。 これらの全身への影響は必ずしも顎関節症からきたものかどうかは一概にいえないので、他の病気の症状とも比べたほうがよいでしょう。

似た症状が出る病気
  • 親知らずの炎症
  • 顎の筋肉の炎症
  • 発作神経痛 など

顎関節症の原因

顎関節症は、噛み合わせの異常のみに起因しません。たいていの場合は、いくつかの原因が複合しています。 噛み合わせはもちろんのこと、ものを噛むときにどちらか一方に偏ること、精神的なストレスなども原因となります。
幼少期~現在までの顎の発育状態などで顎の耐久性が変わるため明確な基準はありませんが、 その人の持っている耐久度を超えたとき、顎関節症になるというわけです。

肉体的原因
偏咀嚼(へんそしゃく)
ものを噛むときに左右どちらか一方で噛む癖を偏咀嚼といいます。 片側の顎に負担が大きくかかることが、発症の原因になります。
歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしりや食いしばりは筋肉を緊張させて、顎関節に過度の負担をかけダメージを与えます。 歯ぎしりは肉体労働や就寝中などで無意識に行っているものです。
顎に負担をかける癖や習慣
うつ伏せで寝る、ほおづえをつく、猫背などの癖は片側の顎に荷重をかけるため顎関節症の原因になります。
悪い噛み合わせ
噛み合わせについてはさまざまな論議があり、現在では多くの原因の中の一つと考えられています。 ただし、たいていの場合は複数の原因が複合されているため、噛み合わせだけが原因とはいえないケースが多くあります。
精神的原因
ストレス
職場や家庭、人間関係などの精神的なストレスと顎関節症は無関係のように思えますが、実際には大いに関係しています。 痛みに対する感受性を高め、心理的に顎の耐久度が下がり痛みが強くなることで、顎関節症になりやすい状態になります。

主な症状、原因をご紹介してきましたが、お心当たりはないでしょうか?
もしお心当たりがあるという方は、お気軽に当院までご相談ください。

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